Q16「具体的に話す、とは具体的にどうすればいい?」

具体的に話すってどうすればいいのか?

自分ではしっかりプレゼンしたつもりなのに、質疑応答で「もう少し具体的に話して欲しい」と言われて、困ってしまうという話をよく聞きます。ここでプレゼンに求められる「具体的」とは、内容について事細かに話すことではなく、製品の特徴や金額等の数字、情報などに「どんな意味があるのか」ということです。

例えば去年「楽天モバイル」を発表した三木谷浩史・楽天会長兼社長は、そのプレゼンで「月々の携帯料金をキャリアの3分の1に程度にできる」として「2,200円」という価格を提示しました。「通話アプリで30分の通話」+「月額1,600円のデータパック」を組み合わせると、2,200円になるというわけです。このように「具体的な数字を出す」というのはプレゼンの鉄則ですが、さらに続けて三木谷社長は「大手キャリアと比べてどのくらい通信費を節約できるか」を具体的に話しています。

・毎月2,200円で収まれば、キャリアに比べ1人あたり4,300円の節約
・4人家族なら毎月17,200円も節約
1年間で20万円。家族でグアム旅行に行ける
10年なら200万円。トヨタのアクアが買える
・さらに40年なら800万円。北海道の別荘が買える

40年使い続けているかはともかく(笑)、非常に分かりやすい話です。月額料金だけでなく、積もり積もればどのくらい差がつくのかを、このように具体的に話をされたら聞き手は「めちゃめちゃお得だ!」と興味を持つはずです。特に家計を預かる主婦の方は、間違いなく乗り換えを検討するでしょう。それぐらい分かりやすい、そして勉強になるプレゼンでした。

このように、ただ「大手キャリアの3分の1」で終わらせずに、より分かりやすい表現をもって聞き手に伝えたいことが確実に伝わるよう心がけましょう。


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【目次】
第1章 プレゼンは最初が肝心。『はじめの3分』で求められること
第2章 まずは知っておきたい! そもそも、「プレゼン」とは?
第3章 口ベタでもOK! 相手の心をつかむ「話し方」のひと工夫
第4章 好感を持たれる! 自然に引き込む! カンタン「演出」
第5章 5通りの「組み立て方」で驚くほどわかりやすくなる!
第6章 やっぱり大事! 「スライド」「配布資料」の作り方
第7章 成功のキモとなる「準備」と「練習」
第8章 あわや大惨事!? トラブルを大きくしない対処法