【講師連載コラム】プレゼンを成功させるためには何が必要か

講師コラム「研修の現場から」
西原 猛(日本プレゼンテーション教育協会 代表理事)


「プレゼンを成功させるためにはどうすればいいでしょうか」

名刺に「プレゼンテーション教育」と書いてあるため、お互いの自己紹介が済むと、次の話題は大抵こうなります。

何がプレゼンの成否を分ける?

「それはズバリ……、
 当協会のプレゼン研修を受けていただくことです!」

……と、軽く場を和ませたところで(関西人なので)、打って変わって真面目に逆質問します。

「〇〇さんにとって、どうなれば成功なのですか?」と。

■あなたにとって「成功」とは?

仕事において、プレゼンは様々な場面で行われています。顧客に新商品のプレゼンであったり、社長に新商品企画のプレゼンであったり、また仕事以外でも、就職や転職面接でプレゼン、というのもあります。

すると、状況に応じて「成功」の条件は異なります。例えば……

  • 顧客に商品を「購入」してもらうこと
  • 社長に新商品の「承認」をしてもらうこと
  • 入社希望の会社に自分を「採用」してもらうこと

ところが、プレゼンが失敗してしまう人の多くは、どうなれば「成功」か、の定義が曖昧なのです。つまり、目的がはっきりしていない。だから「結局、何を言いたいのかわからない」と、相手から言われてしまうわけです。

プレゼンター自身が、何を伝えたいのか、相手にどうして欲しいのかがわかっていなければ、相手も分かるわけがありません。

プレゼンを成功させるためには、なによりもまず「目的」を明確にすることが重要です。目的が不明確なプレゼンは、どんなに話し方が流暢でも、スライドのデザインが素晴らしくても、火傷するほど熱く語っても、相手には伝わりません。(暑苦しかった、だけが記憶に残る……)

■やはり、何事も「基本」が大切だ

他にも、わかりやすく説明する力や、論理的に内容を組み立てる力、スライドや配布資料の作成力、わかりやすく話す力、さらに人間的魅力など、様々な要素があります。

これらの様々な能力が、全て揃っていることが成功の鍵。何か1つ欠けてしまうと、競合他社に負けたり、最後の最後で企画が通らなかったりする原因となります。

どんなに内容が良くても、伝え方がダメなら結果もダメ。逆にどんなに伝え方が上手くても、内容がダメなら結果もダメ。さらに、内容も伝え方も良くても、プレゼンターの熱意がなければダメ。

プレゼンとは、プレゼンターのあらゆる能力を総動員して立ち向かわなければならない、ビジネスの試練の場なのです。

……と書くと、プレゼンが苦手な人はますます苦手になってしまいそうですが……大丈夫!

語学やスポーツ、車の運転など何事にも「基本」があるように、プレゼンにも基本があります。

プレゼンを成功させるには、前述の「目的を明確にする」の他にも、「相手の立場で考える」「相手を見て話す」「声を出して練習する」等の「基本」を身につけること。基本無くして成功なしです。

ところで……その基本はどうやって身につければ?

「それはズバリ……
 当協会のプレゼン研修を受けていただくことです!」


講師からのアドバイス

プレゼンを成功させるためには、
まず「基本」をしっかり身につけよう

西原 猛/JPEA代表理事 兼 チーフ・インストラクター

イベントの企画・制作や、上場企業の新製品発表会や決算説明会、株主総会等のPR・IR支援に携わる。この時、プレゼンテーションの成否が「仕事や人生の結果」を左右する事を痛感し協会を設立。企業や学校、教育機関などで活躍している。京都府出身。