Q10「全員を納得させるにはどうすれば?」

A 全員納得させる必要なし。重要人物にさえ納得してもらえれば良し!


■全員を納得させる必要なし!?

聞き手が数十人もいると、彼らのプレゼン内容に関する知識レベルには差があります。そこで多くのプレゼンターが悩むのが「どうすれば全員を納得させることができるか」です。

あまり知識がない人向けに内容レベルを低くすると、知識がある人にはまどろっこしく感じます。逆にレベルを高くすると、今度は知識がない人が理解できません。だからといって真ん中に合わせても、やっぱり知識がない人にはわからないし、知識がある人は物足りないし……結局、どっちつかずの中途半端な内容になってしまうので、これもダメです。

——というわけで、ガラッと考え方を変えましょう。

実はプレゼンは授業や説明と違い、必ずしも全員に理解してもらったり、納得してもらう必要はありません。そんな馬鹿な!、と思うかもしれませんが、ちょっと思い出して下さい。プレゼンの目的はなんでしたか?

「聞き手にして欲しいことをしてもらうこと」でしたね。例えば「企画を承認してもらうこと」が目的の場合、それには聞き手の中でも重要人物、つまり聞き手の中の「決定権を持った人」や、コンペなど複数のプレゼンを聞いてから、決定権を持っている人に報告する「決定に影響を持つ人」に理解してもらい、納得してもらえれば良いのです。

つまり「重要人物」に照準を合わせよう!ということになります。

極端な例でいえば社長と新入社員がいた場合、決裁権を持つ社長にさえ納得してもらえれば良いのです。

そのためには当然、ヒアリングなどで事前に聞き手に関する情報を収集して、重要人物が誰か知る必要があります。こういうところで、日頃のコミュニケーション力が問われるわけですね。


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【目次】
第1章 プレゼンは最初が肝心。『はじめの3分』で求められること
第2章 まずは知っておきたい! そもそも、「プレゼン」とは?
第3章 口ベタでもOK! 相手の心をつかむ「話し方」のひと工夫
第4章 好感を持たれる! 自然に引き込む! カンタン「演出」
第5章 5通りの「組み立て方」で驚くほどわかりやすくなる!
第6章 やっぱり大事! 「スライド」「配布資料」の作り方
第7章 成功のキモとなる「準備」と「練習」
第8章 あわや大惨事!? トラブルを大きくしない対処法