Q&A「ついあれもこれもと詰め込み過ぎるのを直すには?」

A 何を話し、何を話さないか決めること


 

プレゼンが記憶や印象に残らない人の特徴の一つといえば「詰め込み過ぎる人」。
限られた時間の中で、なんとか聞き手にわかってもらおうと、持っている知識や調べたことについて全て話そうとする人のことです。

しかし、短時間にあれもこれもと詰め込みすぎると、むしろ聞き手の記憶や印象に残りません。

内容が浅く広くになってしまい、それがどう意味なのか、なぜ必要なのか、という肝心なことが抜けてしまう。つまり「……で、結局何が言いたいの?」と言われてガックリくるわけです。

そして最悪なのは「どうです?頑張って調べたでしょ?」という、ただの自己アピールなプレゼンとして聞き手に思われてしまうこと。せっかく頑張った結果がそうなってしまうのは絶対避けたいですよね。

そこで詰め込み過ぎる人にならないためには『何を話し、何を話さないか決める』ことです。

詰め込み過ぎる人の典型的なパターン

まず詰め込み過ぎる人は、次のどちらかに分かれます。

  1. しっかり作った資料の全てをプレゼンで話そうとする人
  2. プレゼン中に思い出した話、思いついた話をついついしてしまう人

しっかり作った資料の全てをプレゼンで話そうとする人

まず1の人ですが、資料をしっかり作ることには何ら問題はありません。
むしろ詳細な情報や補足資料が充実していることで、聞き手には好印象を与えます。
……が、間違ってはいけないのが「プレゼンで資料に書かれてあることを全て話そう」としてしまうことです。

せっかく一生懸命作った資料を全部説明しないともったいない気もしますが、一般的に15分程度のプレゼン時間で、あなたが何時間、いや何日もかけて作った資料について全て話し、理解してもらうことはまず不可能です。

ですから、資料の中から設定時間の中で『何を話し、何を話さないか決める』ことをしなければなりません。

プレゼン中に思い出した話、思いついた話をついついしてしまう人

次に2の人ですが、一生懸命話していると脳が活性化し始め、自分自身何となくよくわかっていなかったことが「あ!そう言うことか!」と突然納得できたり、プレゼン内容に関する記憶や情報の「引き出し」が、次から次へと勝手に開いていく状態になります。

記憶を思い出したい時にはなかなか思い出せないのに、不思議なものです……。

ところがこれを「そうそう、ちょうど思い出したのですが……」と話の途中で入れてしまうと、聞き手は唐突な話の展開に頭の中が「???」となってしまいます。
なぜならほとんどの場合、話の途中で思い出した話、思いついた話は前の話と繋がっていないことが多いから。

これはプレゼンに限らず、スピーチ、朝礼などでも共通の「まとまってない」「わかりにくい」「長くてうんざり」な人の典型的な特徴です。

何を話し、何を話さないか決めるためには、プレゼンの目的である「聞き手を動かすため」に「その話はプレゼンに必要か?」「今、その話は必要か?」と常に問い続けることです。

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