A.プレゼンは様々な表現手法で、スピーチは話して伝える
プレゼンは「様々な表現手法」で伝える
プレゼンの基本は、話すことはもちろん、スライドや資料、実物などの視覚物を見せたりするなど、様々な表現手法を使って聞き手にわかりやすく伝えることです。他にも試食してもらったり、実演したり、手触りを確かめてもらったりもします。
ある調理器具メーカーの製品開発プレゼンでは、会議室にコンロを持ち込んで調理しながらプレゼンした、という話もあります。それもお腹の空く夕方に。実に見事な戦略ですね。このようになんとしても、聞き手にこちらがして欲しいことをしてもらうために、あらゆる表現手法を用います。
スピーチは「話して」伝える
一方、結婚式や朝礼などで行われるスピーチは、主に話して聞き手にメッセージを伝えます。1時間の講演会など時間が長い場合は、視覚物を使うこともありますが、通常、数十分かかるプレゼンに比べ、3〜5分程度が一般的なので、わざわざスライドなどの視覚物はあまり使いません。
そこでスピーチの基本は、耳で聞いてスッと理解できるようにすることです。
すなわち、プレゼン以上に言葉選びや話すスビード、論理的な組み立ての技術が必要になってきます。
話すだけのスピーチが難しいと言われるのは、話だけで伝えなければならないからです。例えば「カピバラ」という動物を知らない人に、姿や特徴を話だけで説明するのは大変ですが、写真を見せれば伝わるのは早いですよね。そう考えると写真や動画など様々な表現手法が使える使えるプレゼンは非常に楽なのです。
おすすめの講座
プレゼンにオススメの1冊はコレ!
「ぐるっと!プレゼン」(西原猛著/すばる舎刊)
「きちんとプレゼンの基礎を身につけたい人」向けに、プレゼンの目的設定から、話の組み立て方、スライドデザイン、話し方、さらに「笑いを取りにいってスベった」などのトラブル対処方法まで、ぐるっと一通りプレゼンについて学べる1冊。