【コラム】例えて、わかりやすく。

「めちゃめちゃ安くなります」
「すごく売れています」
「結構、早くなります」

伝わらないプレゼンの特徴の1つとして、上記のような抽象的な表現が多いことが挙げられます。「めちゃめちゃ」安くと言われ、30%程度安くなるのか、いや、めちゃめちゃと言っているくらいだから半額以下になるのでは……などと、思い浮かべることはバラバラ。

結局、具体的な数字が出てこなかったので、どのくらい安くなるのかと質問してみたら「10%安くなります」と言う答えが返ってきて、聞き手は想像してたのと違い、がっかりすると言う、残念な結果に終わってしまいます。

さて、聞き手にきちんと伝えるためにはどうすればよいでしょうか?

講師コラム「研修の現場から」
西原 猛(日本プレゼンテーション教育協会 代表理事)

具体的じゃなければ伝わらない

以前、とある携帯電話会社の発表会で、こんな風なプレゼンをしていました。

「月々の携帯料金を1/3に節約できる」

このように「具体的な数字を出す」というのはプレゼンの鉄則ですが、更に次のように例えて「節約」アピールしていました。

・毎月2,200円で収まれば、キャリアに比べ1人あたり4,300円の節約
・4人家族なら毎月17,200円も節約
・1年間で20万円。家族でグアム旅行に行ける
・10年なら200万円。トヨタのアクアが買える
・さらに40年なら800万円。北海道の別荘が買える

40年使い続けているかはともかく(笑)、非常に分かりやすい例えです。
聞き手は「めちゃめちゃお得だ!」と興味を持つはずです。
特に家計を預かる主婦の方は、間違いなく検討するでしょう。
それぐらい分かりやすいプレゼンでした。

このように、ただ「携帯料金を1/3に節約できる」で終わらせずに、より分かりやすい表現をもって、聞き手を納得させることを心がけましょう。

講師からのアドバイス

具体的に話そう。さらに聞き手がイメージしやすいよう、例え話も入れよう。


西原 猛

JPEA代表理事 兼 チーフ・インストラクター

イベントの企画・制作や、上場企業の新製品発表会や決算説明会、株主総会等のPR・IR支援に携わる。この時、プレゼンテーションの成否が「仕事や人生の結果」を左右する事を痛感し協会を設立。企業や学校、教育機関などで活躍している。京都府出身。

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