こんにちは! プレゼン総合技術研究所所長の西原です。
本研究所はプレゼンで役立つ、使える、そして面白いツールを日々研究しています。
さて、今回ご紹介するツールはプレゼンには欠かせないスライドを進めたり、戻したりするリモコンです。しかし、本研究所が紹介するからにはただのリモコンではない。タイトルにあるように「ジェスチャー」でコントロールするリモコンなのである。
マルチジェスチャーバンド「Myo(マイオ)」
ジェスチャーでコントロール? 腕を上げたり左右に動かしたりするんかいな? なんや指揮者みたいやなあ〜(注:所長は関西人)と、所長の想像力ではまったくピンとこないので、「Myo」の日本の正規輸入販売代理店である株式会社FOX様にサンプルをお借りして、実際にプレゼンセミナーで使ってみました。
さて、Myo は写真の女性のように上腕部につけて使います。で、あとは指でタップしたり、手首を曲げたりするだけでスライドショーを操作できてしまうという、知らない人が見たら不思議な光景が眼の前で展開されるのです。
手のひらがリモコンから解放された!
プレゼン中、リモコンを手に握っていると、どうしても小刻みに動かしたり、持ち替えたりするなど余計な動きをしてしまいがち。しかし、このMyo、腕につけるだけなので手のひらが解放されます。緊張しすぎて汗かいてリモコン滑って失笑される、なんていう失態も避けられます。
また、しっかりジェスチャーしなければならないので、うっかりボタンを押しすぎて次の次の次のスライドまで進んじゃった……なんていうミスも避けられます。
はたして、ジェスチャーにちゃんと反応するのか?
Myo は装着した腕の筋肉の動きに反応する仕組みです。そこでまずセットアップ時に自分の筋肉の動きを登録します。手を握ったり、開いたりすることでジェスチャーに対する反応の精度を最適化できます。これをやってから実際に使ってみると……おお!親指と中指をダブルタップするだけで次のスライドに進むではないか! そして手首を下に向けると……おお!スライドが戻るではないか!
ということで、実際にプレゼンセミナーで使ってみました。腕を体の横にだらりと下げた状態で、全く動かさずに指のダブルタップだけでスライド送りを進めていたら、受講生の皆さんが眼の前で一体何が起こっているのか狐につままれた様子で、私の方を凝視するわけです。
こ、これはいかん! 講義内容よりスライド送りの方が気になるようでは、なんのためのセミナーかわからんではないか!?……というわけで種明かしをすると「へえーっ!」というみなさんの驚きの声がハモりました。インパクトは絶大です!
良い点、さらにこうなればいいなあという改善点は?
セミナーで1日中使ってみて思ったことがが幾つか。
良い点
・インパクト大
ボタンも何も押していないのにスライド操作ができるのが近未来的!
・バッテリーの持ちは全く問題なし。なんてったって連続使用は24時間です。
さらにこうなればいいなあという改善点
・でかくて目立つ
上着を着て隠そうとしましたが、何かあるのがわかってしまいます。次期モデルでは厚みが半分になるといいかも。
・指定ジェスチャー以外の動きにも反応してしまう
セミナー中はかなり身振り手振りを使って、受講生の皆さんに教えているので、腕を大きく振り上げた時や握りこぶしを作った時など、予期せぬジェスチャーでスライドが進んだり戻ったりしてしまいました。ここは慣れと練習が必要ですね。
パッケージはシンプルイズベスト
説明書
レシーバーとUSBケーブルのみ、セットアップも簡単
大きさを一般的なペンと比較
手のひらに乗せるとこんな感じ
外国人向けのためかちょっと大きめかも(バンドの調整も可能)
こんな感じで腕に装着
研究結果:聴衆を魅了したい劇場型プレゼンに最適なツール
お問い合わせ:株式会社FOX