A ペットボトルで常温の水を用意すると良い
緊張すると喉が渇く場合に備える
プレゼンなどで緊張すると肩に力が入り、それが原因で喉まで締め付けられてしまい声が出にくくなります。しかし一生懸命話さなければ、という思いで無理やり話し続けていると、声が引っかかる感じがしたり、かすれてきたりします。
そこで、別にプレゼン中に飲み物を飲んではいけない、という決まりはないので、緊張すると喉が渇いてしゃべりにくい、という人は飲み物を準備しましょう。ただし、幾つか注意点があります。
1.蓋つきであること
倒してこぼしてしまうと大変です。絶対に紙コップはダメです。いやいや、倒すなんて絶対にしない、と思っていても、人間、緊張しているとありえないミスをしますから、リスクは減らすに限ります。必ずペットボトルなど、蓋つきのものを準備しましょう。もちろん、飲んだら閉めるを忘れずに。
2.常温であること
夏の暑い時は冷たい飲み物が欲しいところですが、実は喉を冷やすと声帯が縮んでしまうので、余計に声が出にくくなります。ある講演会で氷たっぷりの冷水を飲みながら90分間話続けたら、翌日、ガラガラになってしまった私が言うので間違いありません。喉に負担がかかるので、必ず常温にしましょう。
3.水であること
コーヒーや緑茶、紅茶、柑橘系のジュースは利尿作用、つまりお手洗いが近くなりますのでやめましょう。また、炭酸飲料はゲップが出やすくなるので、これもやめましょう。
〜ほかにもこんな飲み物はNG!〜
- ライバルメーカー(あなたが飲料業界の場合)
- 2リットル(飲み過ぎ)
- 甘ったるい、刺激臭など臭いが強烈(小さな会議室などでは充満する)
- アルコール(論外)
〜飲む時のマナー〜
- 最初に一言断っておくと好印象
- ゴクゴク飲まない。一口二口で十分。目的は喉を潤し、声を出やすくすること。
- 手に持ちっぱなしはダメ! 飲み終わったら、必ず蓋を閉めて机に戻す
プレゼンでのトラブル対処方法なら、この一冊!
「ぐるっと!プレゼン」(西原猛著/すばる舎刊)
「きちんとプレゼンの基礎を身につけたい人」向けに、プレゼンの目的設定から、話の組み立て方、スライドデザイン、話し方、さらに「笑いを取りにいってスベった」などのトラブル対処方法まで、ぐるっと一通りプレゼンについて学べる1冊。
【目次】
第1章 プレゼンは最初が肝心。『はじめの3分』で求められること
第2章 まずは知っておきたい! そもそも、「プレゼン」とは?
第3章 口ベタでもOK! 相手の心をつかむ「話し方」のひと工夫
第4章 好感を持たれる! 自然に引き込む! カンタン「演出」
第5章 5通りの「組み立て方」で驚くほどわかりやすくなる!
第6章 やっぱり大事! 「スライド」「配布資料」の作り方
第7章 成功のキモとなる「準備」と「練習」
第8章 あわや大惨事!? トラブルを大きくしない対処法