A ゼロにしなくていい。己の口癖タイプを知り、意識しながら練習する
まずは半分に減らす
いきなり口癖をゼロにすることはかなり難しいです。そもそも長年染み付いた「癖」ですから、そう簡単には直りません。多少の口癖はOK。ただし多すぎるのはNG。そこで口癖をゼロによりも、半分に減らすことを目標にしてみてください。
あなたはどの口癖タイプ?
口癖が多い人のタイプは2つ。1つは「内容を思い出しながら話す」タイプ。プレゼンでよく見かけるのは練習不足で頭にしっかり内容が入っておらず、思い出す間、黙ってしまうのが怖いので「えーと」で埋めようとします。
もう一つは「無意識の話し癖」タイプ。「つまり」「まあ」など無意識に出てしまう癖のことです。これは家族や上司がそのような喋り方をしていて、それが移った場合が多いようです。
口癖を減らすには「練習」と「意識化」
「内容を思い出しながら話す」タイプの場合は簡単です。原因は練習不足なので、内容が頭に入るまでしっかり練習あるのみ!そうすれば、確実に無駄な口癖は減っていきます。
「無意識の話し癖」の場合は少し根気が必要です。まずはどんな口癖をどんなタイミングで言っているのか、録音・録画して確認、あるいは周りの人に指摘してもらいましょう。自分の口癖を意識化することで、出そうになったら気づき、我慢できるようになります。そうすれば、徐々に減りますよ。
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【目次】
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第2章 まずは知っておきたい! そもそも、「プレゼン」とは?
第3章 口ベタでもOK! 相手の心をつかむ「話し方」のひと工夫
第4章 好感を持たれる! 自然に引き込む! カンタン「演出」
第5章 5通りの「組み立て方」で驚くほどわかりやすくなる!
第6章 やっぱり大事! 「スライド」「配布資料」の作り方
第7章 成功のキモとなる「準備」と「練習」
第8章 あわや大惨事!? トラブルを大きくしない対処法