A 鼻やネクタイの結び目でよい。日本人同士で目を見るとお互い恥ずかしいから。
聞き手に伝えたいなら、聞き手を見て話そう
プレゼンで大切だとよく言われる「アイコンタクト」とは、相手の目を見て話すことです。なぜ重要かというと、プレゼンターの熱意が伝わりますし、聞き手も一生懸命聞こうという姿勢になってくれるからです。想像してみましょう。皆さんがプレゼンを聞く側の時、全く自分たちを見てくれないプレゼンターと、一人一人の顔を見ながら話しているプレゼンターとでは、どちらに好感を持つか、どちらの話を聞こうという気になるか。当然、後者ですね。
しかし、重要だとわかっていてもなかなかできないのは理由があります。それは……
そもそも日本の文化に「目を見て話す」という習慣が無い
……ということです。ただでさえ緊張するプレゼンの場で、さらに聞き手一人一人の「目」を見て話せ、なんて言われたら、もう絶対無理!と叫びたくなります。しかし、聞き手を見ないと伝えたいことが伝わらない。話も聞いてもらえない。では一体、どうすればいいのでしょうか?
「鼻」「ネクタイの結び目」を見て話す
これで解決です。新入社員研修でたしかこんなことを教わりましたね。
さらに、ここは絶対に伝えたい!覚えてもらいたい!というところだけは重要人物、つまり社長や決定権を持つ人といった、聞き手の中で最も偉い人の「目」を見て話せば、ぐっとプレゼンが成功する確率が高まります。
ちなみに、プレゼンする相手が外国人の場合、目を見て話すのがルールです。慣れない、恥ずかしい気持ちもありますが、プレゼン成功のためにしっかりと目を見て話しましょう!
アイコンタクトなど「もっとプレゼンを学びたい!うまくなりたい!」と思ったら……
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【目次】
第1章 プレゼンは最初が肝心。『はじめの3分』で求められること
第2章 まずは知っておきたい! そもそも、「プレゼン」とは?
第3章 口ベタでもOK! 相手の心をつかむ「話し方」のひと工夫
第4章 好感を持たれる! 自然に引き込む! カンタン「演出」
第5章 5通りの「組み立て方」で驚くほどわかりやすくなる!
第6章 やっぱり大事! 「スライド」「配布資料」の作り方
第7章 成功のキモとなる「準備」と「練習」
第8章 あわや大惨事!? トラブルを大きくしない対処法