A 1. 時間を計りながら練習する。2. プレゼン中に思いついた話はしない。
練習で時間感覚を身につけよう!
プレゼンの内容を考えていると、必ず「果たしてこの内容量、このスライド枚数を15分以内で話せるだろうか? 」という疑問が湧いてきます。時間感覚はプレゼン経験を積むと、大体つかめるようになりますが、少ないうちはなかなかつかめません。時間感覚をつかむにはまず練習です。最初から最後まで何度も練習して、時間内に収められるように調整しましょう。
1分前に終わらせる余裕を
しかし、計画通りには行かないのが世の定め。持ち時間ピッタリではいけません。大抵、途中で話を忘れたり、質問があったりして、時間が足りなくなる場合を想定しなければなりません。そこで余裕を持って持ち時間の1分前には話し終えるようにしましょう。
プレゼン中に思いついた話をするから時間オーバーする!
時間オーバーの原因は練習不足のほかに、プレゼン中にふと思いついた話や思い出した話をするから、というのもあります。これは内容についてもっと詳しく話したい、という気持ちが表れですが、その場で思いついた話というのはたいていの場合、まとまっていません。瞬間的に「いい話を思いついた!ぜひ伝えねば!」と思ったとしても、話しているうちに「……あれ、何を言いたかったんだっけ?」と混乱する場合がほとんど。そしてプレゼンター自身がわかっていないことが、聞き手にわかるわけがありません。
時間にかなり余裕がある場合でない限り、プレゼン中にふと思いついた話や思い出した話をするのはやめておきましょう。
プレゼンの基本から学ぶならこの一冊!
「ぐるっと!プレゼン」(西原猛著/すばる舎刊)1,400円+税
「きちんとプレゼンの基礎を身につけたい人」向けに、プレゼンの目的設定から、話の組み立て方、スライドデザイン、話し方、さらに「笑いを取りにいってスベった」などのトラブル対処方法まで、ぐるっと一通りプレゼンについて学べる1冊。
【目次】
第1章 プレゼンは最初が肝心。『はじめの3分』で求められること
第2章 まずは知っておきたい! そもそも、「プレゼン」とは?
第3章 口ベタでもOK! 相手の心をつかむ「話し方」のひと工夫
第4章 好感を持たれる! 自然に引き込む! カンタン「演出」
第5章 5通りの「組み立て方」で驚くほどわかりやすくなる!
第6章 やっぱり大事! 「スライド」「配布資料」の作り方
第7章 成功のキモとなる「準備」と「練習」
第8章 あわや大惨事!? トラブルを大きくしない対処法