A 持たないほうがいい。意識が聞き手ではなく、原稿に向いてしまうので。
意識が聞き手ではなく、原稿に向いてしまう
原稿を手に持って読むと、意識が原稿を間違えないように読むことに集中してしまいます。真面目な人ほど「弊社の概要ですが、あ、すみません、弊社の概要につきまして……」というように、別に言い直さなくても大丈夫な箇所まで読み直してしまうので、話はなかなか進みませんし、聞き手はイライラして内容が全く伝わりません。
プレゼンやスピーチなど聞き手に伝えるためには、聞き手に向いて話をしなければなりません。これはコミュニケーションの大原則です。
原稿の読み上げが眠い・退屈の元凶
また、ほとんどの方が一定のリズムで原稿を読み上げるので、単調になり眠くなります。むしろ多少噛んでもつっかえても、緩急や強調、間を取ることを意識しながら話したほうが、聴き手を引きつけることができます。
しっかり練習すれば、原稿を手に持たなくても大丈夫! 勇気を出してポケットにしまっておきましょう。
類似の質問:Q09「話す内容を原稿にして暗記してもいい?」
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それでも頭が真っ白になってしまった時は……この一冊。
「ぐるっと!プレゼン」(西原猛著/すばる舎刊)
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【目次】
第1章 プレゼンは最初が肝心。『はじめの3分』で求められること
第2章 まずは知っておきたい! そもそも、「プレゼン」とは?
第3章 口ベタでもOK! 相手の心をつかむ「話し方」のひと工夫
第4章 好感を持たれる! 自然に引き込む! カンタン「演出」
第5章 5通りの「組み立て方」で驚くほどわかりやすくなる!
第6章 やっぱり大事! 「スライド」「配布資料」の作り方
第7章 成功のキモとなる「準備」と「練習」
第8章 あわや大惨事!? トラブルを大きくしない対処法