■用語
【弁証法】べんしょうほう
■意味
ある命題(テーゼ)と対立関係にある命題(アンチテーゼ)を統合し、より高い次元の命題(ジンテーゼ)を導き出す止揚(アウフヘーベン)の考え方を土台とした思考法。
つまり、ものごとの対立や矛盾に着目し、それを克服する新たな発想を生み出す思考法のこと。
矛盾こそが新しい発想や展開のヒントであり、原動力であるとも考えられる。ビジネスにおいても、さまざまなジレンマや二律背反があるが、それらを乗り越えたユニークなアイデアを生み出したい場面で活用できる。
■使い方
〜ゲームと運動〜
・テーゼ:ユーザーはゲームに楽しさを求めている
・アンチテーゼ:ユーザーは運動不足を懸念し、ゲームを控えるべきと思っている
・ジンテーゼ:楽しく運動できるゲームソフトを開発しよう
〜集合研修と制約〜
・テーゼ:集合研修は参加者同士の議論が活性化しやすく、多様な考え方を学べる
・アンチテーゼ:集合研修は遠方の対象者や時間制約のある対象者が参加できず、参加者の多様性が狭まる
・ジンテーゼ:遠方の対象者や時間的制約のある対象者でも参加しやすいオンライン研修プログラムをつくろう