「初めて新人教育を任されたが、うまく教える自信がない」
「何度も教えたはずなのに、全然できるようにならない」
「どうもうまく伝わっていない気がする……」
新人や後輩、部下に初めて教えることになった方、あるいは日頃から教育に携わっている方のお悩みといえば、このようなことではないでしょうか。
かく言う私もプロ講師になる前、企業の広報やIR活動を支援するコンサルティング会社にいた頃は、新入社員やアルバイト・パートにビジネスマナーや情報漏洩について教育したり、元同僚・転職者・年上など様々な部下に仕事のやり方を指導したり、さらには社長にファイル共有の方法を教えたり……と、仕事において様々なことを教え続けてきました。もちろん最初の頃は皆さんと同じように、相手がなかなか理解してくれない、なかなかできるようにならないなど、失敗と苦労の連続でした。
なぜ「プレゼン」の先生が、「教え方」について書くのか?
こんにちは。一般社団法人 日本プレゼンテーション教育協会の代表理事、西原 猛と申します。
当協会は、社会人必須のスキルである「プレゼンテーション」と「コミュニケーション」の専門教育機関として、全国各地そしてオンラインで社員研修を中心に研修・セミナー・講演会の企画・運営・講師派遣、そして登壇までトータルに実施しています。教える相手は下は高校生からは上は80代の大先輩まで、職業も職種も多種多様な人々に教え続けています。
さて、まず始めにあなたの「当然の疑問」についてお答えしておかなければなりません。それは、なぜ「プレゼン」の先生なのに「教え方」について書いているのか、ですよね?
答えは、プレゼンやコミュニケーション講座の受講者は「教え方」にも悩んでいるから。
「もちろん教え方の研修を探したんですが、なかなか良いのが見つからなくて……。プレゼンって説明するスキルだと思うので似てるかなと思い受けに来ました」という30代の建設関連の方もいれば、「教えるのって結局コミュニケーションだから、受けてみれば?」と会社から派遣された40代の衛生用品メーカーの方など、皆さんかなり苦労されている様子なのです。
私自身もそりゃびっくりしましたよ。プレゼンやコミュニケーション研修だと言っているにもかかわらず、教え方で悩む方、うまく教える方法を知りたいと受けに来られるわけですから。もちろん「競合か?同業か?」と疑いましたが、悩んでいるのは食品メーカーや自動車関連、保険、医療、福祉など全く違う業界の方々なので違うようです。
また役職も課長、主任、チームリーダー、マネジャーなど、部下や新人指導を任されている30代〜40代のリーダー層が大半です。中には20代後半の方で、初めて後輩の指導を任されることになったので教え方を学びたい、と言う方もいらっしゃいました。
そう考えてみれば、特にプレゼンやコミュニケーションスキルが必要なリーダー層に、同時に会社から新人や部下指導などの「教える力」が求められることは、全く不思議ではありません。
なぜうまく教えられないのか
さて、そんな教え方に悩む皆さんに、なぜ自分はうまく教えられないと思うのか、その理由を尋ねてみました。すると……
「そもそも、教え方をよくわかっていないから」
「ひたすら説明ばかりしている気がする」
「相手が理解できているかを確認していないからかも……」
考えてみれば、仕事上の知識や技術を教えてもらうことはあっても、「教え方」を教えてもらう機会がほとんどありませんでした。そうなるとプレゼンと同じく、先輩や上司の見よう見まねであったり、あるいは我流でやるしかありません。そのお手本となる上司や先輩の教え方も上手ければ良いのですが、そうでは無い場合は……かなり大変です。
そこで、かれこれ人に教え続けて20年超、東京で"講師の講師"と呼ばれる伝説の研修講師の元で修行し、その後独立し散々苦労し失敗し、試行錯誤を繰り返し、身につけたプロ講師としての「教え方」の知識と技術を、悩んでいる皆さんにお伝えしたいと思って書きました。
そもそも教えることの目的や、心構えなどの基本に始まり、教える内容による教え方の違いや、教える相手に合わせた教え方、そして話し方や説明方法、相手の理解度の確認方法まで、教える側として身につけておくべきことを細かく分けて連載していく予定です。
教えることが新型コロナウイルスの影響でテレワークを余儀なくされ、直接できなくなり、ますます難しくなった今、改めて「教え方」を身につけて、教える相手はもちろん、あなた自身の成長と、そして会社の発展のために、この困難な時代を乗り越えていきましょう。
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