月次報告(月報)とは「その月の業務内容」「目標に対する進捗状況」「成果」などをまとめた報告書のことです。
上司が部下の業務状況を把握したり、チーム内で情報共有したり、経営陣が部署や状況を把握するために作成します。社員一人ひとりが業務上で得た気づきや、目標に対する進捗度合いを共有することで、今後目指すべき課題も明確にできる、というメリットがあります。
「月次報告」のスライド構成例
月次報告をスライドで作る場合、本編は5〜8枚程度に収めるのが一般的です。以下はスライド単位の構成例です。
1.表紙
資料名、対象月(例:2026年10月度 月次業務報告)、部署名、作成者、作成日を記載します。
2.サマリー(要約)
この1枚だけで全体が分かるようにします。「エグゼクティブサマリー(幹部向け要約)」とも呼ばれる。
- 今月の総括(目標に対して順調か、遅れているか)を1〜2行で
- 主な「成果」と「課題」
- 今回お願いしたいこと(判断・承認・支援) 等
3.KPI・実績一覧
目標、実績、達成率、前月比、前年同月比を表にまとめます。達成状況は色(緑・黄・赤など)で見分けられるようにすると、直感的に伝わります。
※KPI(Key Performance Indicator):ビジネスの最終目標を達成するためのプロセスが正しく進んでいるかを数値で測る「重要業績評価指標(中間目標)」のこと。
4.実績の詳細(推移グラフ)
主要指標の月次推移を折れ線グラフや棒グラフで示します。スライドのタイトルには「売上は3か月連続で計画を上回る」のように、グラフから読み取れる結論を書きます。指標が多い場合は2〜3枚に分けます。
5.主な取り組み・進捗
今月実施した施策やプロジェクトの進捗を整理します。案件名、進捗率、ステータス、完了予定日を表形式にすると見やすくなります。
6.差異分析(計画との乖離と要因)
計画と大きくズレた項目について、「事実→原因→影響」の順に簡潔に書きます。
7.課題・リスクと対応策
課題ごとに、内容、影響度、対応策、担当者、期限を表にします。優先度の高いものから並べます。
8.来月の計画・目標
来月の数値目標と主な予定(マイルストーン)を記載します。
9.依頼・相談事項(必要な場合のみ)
判断してほしい内容、選択肢、推奨案、回答期限を明記します。
付録(別紙)
詳細データ、内訳表、補足説明は本編に入れず巻末にまとめます。
作成のコツ
- スライドタイトルはメッセージにする
「売上実績」ではなく「売上は計画比108%で着地」のようにすると、タイトルだけで流れが追えます。 - 毎月同じ型にする
フォーマットを固定すれば、読み手は変化に集中でき、作成者の工数も減ります。 - 1 Slide 1 Message
文章は箇条書き3〜5行に絞り、詳細は付録に回します。 - 前月からの変化を必ず示す
月次報告では、単月の数字より「前月比」「計画比」が重視されます。 - 色や記号の使い方を統一する
良い・注意・悪いを示す色や記号(◯・△・×)のルールを決めておくと、毎月の比較がしやすくなります。













