棒グラフはこんな時に使います
・複数の項目を比較する時に使う
・特に数値の増減を比較したい時に効果を発揮する
わかりやすい縦棒グラフ作成のコツ
1.比較したい項目を絞り込む
2.縦軸の最小値は「0」
何も加工しないと、このようにごちゃっとした棒グラフになってしまいます。このままでは非常にわかりにくいので、まずは「項目数」が多いのをなんとかしましょう。
【改善アドバイス】項目を絞り込もう
今回は比較したい「製品A」と「製品B」だけに絞り込みました。しかし、このグラフではいまいち差がわかりにくい……。そこで……
グラフ3のように「縦軸の最小値を3,500からにしてやれば差を大きく見せられる……ぐっふっふっ……」と考えてしまいますが……
縦軸の最小値は「0」が基本!
縦軸の数字が「0」から始まっていないため、僅かな差でも大きく見えてしまいます。数値の印象操作をしていると疑われ、信用を失いかねません。気をつけましょう。
また、3Dグラフも基本的に使いません。なぜなら3Dグラフの遠近感で奥は小さく、手前は大きく見せることができるからです。
ちなみに事実誤認を誘うようなグラフは「嘘グラフ」「詐欺グラフ」などと呼ばれています。プレゼン相手が縦軸の最小値を変更していたり、3Dグラフを使っている時は、見た目に騙されないようにしましょう。
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第4章 好感を持たれる! 自然に引き込む! カンタン「演出」
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第6章 やっぱり大事! 「スライド」「配布資料」の作り方
第7章 成功のキモとなる「準備」と「練習」
第8章 あわや大惨事!? トラブルを大きくしない対処法