プロ講師になるには

【プロ講師になるには】膨大な知識が無ければ人に教えることはできない

講師の仕事は教えるテーマにもよりますが、結構繁閑があります。繁忙期としてすぐに思い浮かぶのは、新入社員研修ですね。

中には1泊2日、2泊3日の合宿研修なんかもあったりしますが、先輩講師に聞くと課題の採点やら、次の日の準備やらで大変らしいですよ。

講師の仕事は受講生の前で教えるだけのイメージがありますが、裏では色々と忙しいのですよ……。

さて、「講師」に今からなるには、このようなものが必要です。

1.教えることに関する専門知識・技術
2.教える技術
3.コミュニケーション能力
4.向上心
5.自己管理能力
6.営業力
7.経営力

今回は「教えることに関する専門知識・技術」の中から、「膨大な知識が無ければ人に教えることはできない」というお話です。

さて、当たり前ですが、まずは教えることに関する専門知識や技術を持っていなければ、人には到底教えることはできません。

特にプロ講師という職業になろうと思えば、これから教えようとする相手の知識をはるかに上回っていなければ、受講生を満足させることはできませんし、同じことを教えている他の講師にも負けてしまいます。

そもそも、ネットで調べた知識や、多少身につけた技術程度では、顧客も受講者も簡単に見抜きます。

ああ、この講師、よくわかってないな……と。

例えば、講師募集に応募された方の面接での質問で、「受講生のプレゼンに関する悩みのトップ3を挙げてください」と訊くと、「一番は『緊張します』という悩みが多いですね」と返ってきます。

そこで「では、どのようにアドバイスをされているか教えてください」と訊きますと、その講師の実力がわかります。

いまいちな人は、アドバイスが「とにかく練習が大切です」みたいな抽象的なアドバイスをします。

一方、実力がある講師は具体的にアドバイスします。

  • なぜ緊張してしまうのか
  • 緊張を緩和する方法
  • やはり練習が大切
  • どのように練習すべきか
  • 時間がない時の練習方法 などなど

今どき「プレゼンで緊張しないためには、しっかり練習しましょう」なんてことは、ネットや本を読めば大体書いています。小学生でも知っています。

教えて欲しいのは具体的な練習方法や、それ以外で緊張しなくなる方法はないのか、と言うことなのです。

どこかで聞きかじっただけの知識や、表面的な知識では、プロ講師としては生き残れません。 教える側に立つ以上、常に学び続けることが必要です。

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