講師コラム

【コラム】追悼・志村けんさんの言葉「緊張を無くすには、どれだけ自分が練習するか」

2020年3月29日、日本を代表するコメディアン、志村けんさんがお亡くなりになりました。

私は子供の頃、『8時だョ!全員集合』や『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』を見て育ちました。「ヒゲダンス」真似しました。嫌なことがあっても、志村さんのコントで笑って元気をいただいた人間なので、本当に信じられません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

そこで今回は、プレゼンや研修にどうすれば「笑い」を取り入れられるか、と勉強していたときに志村さんが出演されていた番組でお話しされた、心に残っている「言葉」をご紹介します。

講師コラム「研修の現場から」
西原 猛(日本プレゼンテーション教育協会 代表理事)

仕事・プレゼンに効く、志村さんの言葉

基本的に仕事をする時は緊張していないとダメ

志村けん/NHKスイッチインタビューより

プレゼンでは「緊張しない方が良い」と思われがちですが、多少は緊張していないと、逆に大失敗します。良い緊張とは「気を張っている状態」です。緊張していないということは「気が抜けている状態」つまり、スポーツや舞台だったら怪我をする、プレゼンだったら、だらけた印象になります。

震えるほどの過度な緊張は流石にダメですが、緊張感を持って仕事に臨むことはやはり大事なんだなと、教えられた言葉です。

(舞台のシーンで)「あそこの部分がやだな」という部分が残っていると、その部分が来るとどんどん緊張する。どの部分も自信が持てる位まで稽古を行っていけば緊張しないはず。

志村けん/NHKスイッチインタビューより

自分がよく知っていること、自信があることは緊張せずに話せるけれど、まだよく理解できていないこと、知識不足なことについては心のどこかで不安を感じているはずです。

プレゼンは毎回、めちゃくちゃ緊張する、とお悩みの方でも、部分部分で分けて考えるとそんなに緊張しなくても話せる部分と、不安で緊張する部分に分けられるのではないでしょうか。

例えば、機能については開発に関わっているので話せるけれど、ユーザーアンケートの分析結果についてはあまり目を通していなかったので、途端にうまく話せなくなる、といった感じです。

不安に思う部分、自分自身知識が足りないなと思う部分こそ、自信が持てるくらいまでしっかりと準備と練習をしましょう。そうすればきっと、大丈夫だぁ〜♪

講師からのアドバイス

緊張感を持ってプレゼンに臨もう。緊張しすぎてうまく話せない部分は、自信が持てるくらいまで練習しよう。


西原 猛

JPEA代表理事 兼 チーフ・インストラクター

イベントの企画・制作や、上場企業の新製品発表会や決算説明会、株主総会等のPR・IR支援に携わる。この時、プレゼンテーションの成否が「仕事や人生の結果」を左右する事を痛感し協会を設立。企業や学校、教育機関などで活躍している。京都府出身。

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