『酷い』講師とはどんな講師か

今でもはっきりと覚えています。

数年前、とある起業家向け講演会に参加しました。
「起業家にはプレゼン力が必要だ」という、非常に興味深いタイトルだったので、かなり期待をして会場に向かいました。

ところが……講師の自己紹介が長い。1時間の講演のうち、約15分が自己紹介……というより、自慢話。
営業成績で何度も1位を取ったとか、上場企業の〇〇社長と友達とか言って自慢しまくりのマウント取りまくりの、典型的な信用できない人間のタイプ。

この時点でヤバいかも……と思っていたら、案の定、内容が薄っぺらい。というか、ない。
スラスラと流暢に喋っているのだが、如何せん言葉に重みがないので、右の耳から左の耳へと言葉が通り抜けていく。

聴衆として、メモを取ることが全くない。周りを見渡してみても、ペンを動かしている人はほとんど見当たらない。というか、下をむいている人が多い。

では、肝心の「どうすればプレゼン力が身につくか」というと、「ひたすら練習あるのみ」だって。
じゃあ、上手くなるための効果的な練習方法を教えてくれるのかと思いきや、全くない。

推測だが、おそらくこの講師は前日まで、いや下手すると当日まで講演内容を考えてない気がする。
あー、自分、テーマさえあればいくらでも喋れるんで大丈夫っす!、的なノリか?

もし自分が主催者側なら、二度と呼ばないだろう。

文:代表理事 西原 猛

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