A.今度のプレゼン相手のことをよく知っている人が良い
例えば、今度のプレゼン相手が「既存顧客」の場合、以前その顧客を担当していた上司や先輩、担当者に見てもらうと良いでしょう。
また、社内で「経営陣」にプレゼンする場合も先輩や上司、特に経営陣に近ければ近い人ほど的確なアドバイスがもらえます。
つまり、プレゼンを成功させようと思えば、プレゼン能力だけではなく、人間関係を良くしておくことや、コミュニケーション能力も必要だということですね。
ーーでは、プレゼンコンテストでの審査員や観客など、外部の不特定多数の人を相手にする場合はどうすれば良いでしょうか?
その場合、プレゼンを最も聞いてもらいたい人や、動かしたい人(審査委員長や、観客の中でも子育て中の人など)を絞り込み、近い立場の人や、設定した属性の人たちのことをよく知っている人に見てもらうと良いでしょう。
……残念ながら、周りになかなか見てもらえる人がいないなら、自分が「聞き手の立場」になって考えてみましょう。つまり、もし自分が顧客や社長、審査員としてそのプレゼンを聞いたら、どんな質問をするかを考えてみるのです。
ただし、プレゼン資料やスライドが出来上がった直後だと、なかなか頭を切り替えられないので、最低でも半日は時間を置いてから、聞き手の立場になって見直してみることをお勧めします。
人に見てもらったり、質問してもらうのは勇気が入りますが、時間の許す限りぜひやってみてください。プレゼンの質がグッと上がりますよ!
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【目次】
第1章 プレゼンは最初が肝心。『はじめの3分』で求められること
第2章 まずは知っておきたい! そもそも、「プレゼン」とは?
第3章 口ベタでもOK! 相手の心をつかむ「話し方」のひと工夫
第4章 好感を持たれる! 自然に引き込む! カンタン「演出」
第5章 5通りの「組み立て方」で驚くほどわかりやすくなる!
第6章 やっぱり大事! 「スライド」「配布資料」の作り方
第7章 成功のキモとなる「準備」と「練習」
第8章 あわや大惨事!? トラブルを大きくしない対処法