A.落ち込んでもいい。ただし、少しだけ前向きに気持ちを切り替えよう!
プロ講師でさえ落ち込む!?
万全の準備を整え、自信を持って望んだはずのプレゼンが、良い結果に繋がらなかったら誰だって落ち込みます。
実はプロ講師の私でさえそうです。
どうも講師というと自信の塊だ、自信があるから講師やってんでしょ、と思われがちですが、そんなことはありません。意外と繊細なんですよ(本当か?)
--ただし、自信を持っている人と、そうでない人の違いはここから。
まず自信を持てない人は落ち込んだまま、なかなか戻ってきません。
「はぁ……またダメだった。どうしていつもプレゼンで失敗するんだろう……」
「いつもより緊張していたからダメだったに違いない。数字を何度も読み間違えたし、途中で話すことを忘れたし、ネクタイは曲がってたし……ああ、なんでこんなにプレゼンが下手なんだろう……」
このように、ネガティブな感情に支配されたままのことが多いです。
気持ちを切り替えよう
一方で、プレゼンに自信を持っている人も一瞬落ち込みますが、すぐに気持ちを切り替えます。
「次に備えて、企画が通らなかった原因を振り返ってみよう」
「次は絶対に獲るぞ!」
このように、企画が通らなかったり、他社に決まったとしても、悔しい結果をバネにして、次に向かうことができます。
ビジネスではあなたの「プレゼンだけ」で全てが判断されるわけではありません。他社との比較や、予算、あるいは人間関係も大きく関わってきます。
プレゼンはあくまで判断材料のひとつ。全てがそれで決まるわけではありません。
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ただし、どんなに相手の希望通りの内容や予算で、人間関係が良好でも、プレゼンがあまりにも目も当てられないものだとしたら……もうお分かりですね、なぜ結果が出ないのかは。
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馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない
プレゼン後、毎回毎回落ち込んで仕方がない、とお悩みの方にぜひ覚えておいて欲しいのが「馬を水辺に連れて行くことはできても、水を飲ませることはできない」ということわざです。
水を飲むかどうかを決めるのは馬である。つまり、他人に対して働きかけることはできるが、それを実行するかどうかは相手が決めること、という意味です。
残念ながら、他人をコントロールすることはできません。なので、コントロールできないものに執着するよりも、コントロールできるもの、つまり自分のプレゼンをとにかく一生懸命することです。
そうすれば、いちいち落ち込まなくてすみますし、そのうち結果がついてきて、ますます自信が持てるようになりますよ!
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【目次】
第1章 プレゼンは最初が肝心。『はじめの3分』で求められること
第2章 まずは知っておきたい! そもそも、「プレゼン」とは?
第3章 口ベタでもOK! 相手の心をつかむ「話し方」のひと工夫
第4章 好感を持たれる! 自然に引き込む! カンタン「演出」
第5章 5通りの「組み立て方」で驚くほどわかりやすくなる!
第6章 やっぱり大事! 「スライド」「配布資料」の作り方
第7章 成功のキモとなる「準備」と「練習」
第8章 あわや大惨事!? トラブルを大きくしない対処法