人に教えることは面倒なことなのか
教えることが苦手な人、あるいは嫌いな人の中にはこう考えている人がいます。
「教えることは面倒なことだ」
「自分のことで精一杯なのに、人に教える暇なんてない」
その気持ち、よーくわかります。プロ講師の私でさえ、正直言って面倒な時があります(おいおい)。
しかし、それ以上に人に教えることには大きなメリットがあります。
それは「成長する喜び」を得られること。相手はもちろん、自分自身もです。
「すっごく勉強になりました!」
実は私はプロ講師になる前は、普通に会社員をやっていました。
ある時、新人に動画編集ソフトの使い方を教えることになったのですが、自分の仕事も結構な量を抱えていたので正直、面倒なことを押し付けられたぞ……と、思いました。
とりあえず基本的なところだけでも教えとくかぁ、と自分にとってはごく当たり前のことばかりを教えたところ、「すっごく勉強になりました!」と喜んでくれたのです。
ーーそして数ヶ月後。
あるクライアントの仕事を任せてみたところ、1人で最後まで仕上げることができ、そしてクライアントからもOKをもらうことができた時はジーンときました。私にとって今でも忘れられない「成長の喜び」です。このように、あなたが知識や技術を教えることで、相手は成長します。
人が成長するのを見るのは嬉しいものです。例えば子育てなら、赤ちゃんが初めて「ママ」「パパ」と言葉を発した時や、立ち上がった時は大喜びしたことでしょう。スポーツだったら、今までできなかったことが練習に練習を重ねて、ついに出来た時のあの喜びです。
教えることで仕事も教え方も成長する
もちろん、あなた自身も成長します。「仕事」も出来るようになり、「教え方」が上手くなります。
特に成長を実感しやすいのは「仕事」の方です。人に教えることで自分自身に足りない知識や技術を知ることができたり、新たな気付きを得ることができます。
例えば、前述の新人に動画編集ソフトの使い方を教えている時に「テロップの文字数って何文字位がいいんですか?」と質問され、あんまり気にしたことがなかったので、テレビやCM、ニュースのタイトルの付け方を勉強したことがあります。これによって自分自身の更なる成長に繋がるというわけです。
そして気付きは、私はもう20年以上プレゼンテーションについて教えていますが、まだまだたくさんあります。例えば、コロナの影響でテレワークが始まった頃、受講生から「オンラインでプレゼンするとき、相手がカメラをオフにしていることがあるのですが、どうやって相手の反応を確かめればいいでしょうか?」と質問されて、そうか、みんながみんな、カメラをオンにするわけじゃないな。確かに困るよな〜と気付くこともあります。
周りが評価してくれる
さて、人が成長する姿は見ていてよくわかるのですが、正直言って「教え方」の成長はよくわかりません。成長したという実感は短期的には感じにくいもので、ある時ふと、だいぶ教え方のコツがわかってきたなーと思うくらいです。
むしろ評価は周りの人がしてくれます。教えている相手の「凄くよくわかりました!」という反応や、上司から「ずいぶん教え方が上手くなったな」などと褒められた時に成長を実感することでしょう。
教えた相手が成長する喜び、そして自分自身の成長を実感した時の喜び。
この2つこそが、人に教えることのメリットなのです。
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