人のプレゼンを聞いたり、人と会話している時に「もう少し言い方を考えればいいのに……」と思ったことはありませんか?
例えば社内会議で、営業が開発陣に「今度の新製品のデザインは地味だな」というと喧嘩になりますが、「シンプルなデザインだな」というと喧嘩になりません。
何度も断っているのに食い下がってくる人に対して、「君もしつこい奴だな」というと悪口のように聞こえてしまいますが、「君も粘り強い奴だな」というと、そんなに角も立ちません。
このように同じことでも違う言い方にすれば、プレゼンなら相手を不快にさせないし、コミュニケーションなら人間関係が悪化することもありません。
というわけで、今回はプレゼンや日常会話での言葉の言い換え方について考えてみましょう。
■ネガティブに聞こえる言葉を言い換える
「年間販売個数はここ数年、変化がありません」
→「年間販売個数はここ数年、一定水準を保っています」
「どこかで聞いたようなアイデア」
→「定番のアイデア」
→「お馴染みのアイデア」
→「良く聞くアイデア」
「うちの会社は規模が小さい」
→「うちの会社は小回りが効く」
■上から目線を言い換える
「確かにAもいいですけど、私も持っているBの方が機能が充実してますよね」
→「Aは良いですね。ちなみに私は機能重視なのでBの方を持ってます」
「生成AI って知ってますよね?……えっ!知らないんですか?」
→「ご存知かと思いますが、生成AI は……」
■自信なさげに聞こえる表現を言い換える
「まあ、多分、大丈夫だと思いますが……」
→「おそらく大丈夫だと思います」
「このような効果があるんじゃないかと思っています」
→「このような効果が期待できます」
ほんのちょっとしたことですが、プレゼンやコミュニケーションはこう言った言葉の積み重ねが、相手を動かしたり、人間関係に変化をもたらします。ぜひ今度のプレゼンや日常会話での言葉の使い方を意識してみましょう。
プレゼンの極意:言い方一つで、伝わることが変わる
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