【コラム】新人だった私へ。もしも時間が戻せるなら伝えたい「受講者の心」をつかむ方法 Vol.1

JPEA認定プレゼン・トレーナー 渡邊暁美

アイスブレイクは「受講者の答えにどう反応するか」が鍵

【アイスブレイク】講師や研修・セミナーに対する聞き手の不安や緊張を払拭すること

研修講師としてデビューして間もない頃、副講師として担当したセミナーの冒頭で、「夏のイベントと言えば?」というテーマでアイスブレイクを行いました。

受講者が話しやすくするためと、場を和ませるための導入として設定しているものですが、実際にやってみると、受講者の回答に対して、リアクションやコメントを返すのが非常に難しいと感じました。

例えば「花火大会」「夏祭り」「海水浴」「帰省」など、定番の答えが返ってきた際、毎回同じようなリアクションになってしまいがちで、場が単調になることに気づきました。「ああ、それいいですね!」と笑顔で返すだけでは、その場の空気を温めるには不十分で、むしろ「講師として何か気の利いたことを返さないと……」と自分にプレッシャーをかけてしまい、自然なやりとりができなくなっていたように思います。

この経験から、アイスブレイクでは「受講者の答えにどう反応するか」が鍵だという気づきを得ました。

ただ答えを引き出すだけでなく、そこに対して何かしらの共感、エピソード、あるいはちょっとしたユーモアを交えることで、より双方向のコミュニケーションが生まれ、場が一気に暖まるのだと感じました。

続く

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